COLUMNリフォームコラム
知っておきたい、外壁塗装の季節について
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◇知っておきたい、外壁塗装の季節について◇
以前、別コラム『外壁塗装の豆知識』で外壁塗装の重要性について説明しましたが、
今回は実際に外壁塗装リフォームを行う場合にはぜひ知っておいていただきたい “季節” についてです。
外壁塗装リフォームをご検討中の方はぜひ参考になさってください。
外壁塗装リフォームは、外観の美しさを保つだけではなく、住宅自体を長持ちさせる役目がありますが、実際に外壁塗装リフォームをする際に気にしていただきたいのがリフォームを行う “季節” です。
~外壁塗装リフォームを行うにあたって、季節は関係あるの?~
外壁塗装を行う作業の中で一番重要となるのが「塗料の乾燥」。
塗料の乾燥には、気温差のある四季や梅雨がある日本の場合、どの時期(季節)に作業をするかが非常に深くかかわってきます。
外壁塗装リフォームに適さない気候の状況は一般的に、
・気温5℃以下、湿度85%以上
になると塗料の乾燥が遅れるため外壁塗装には向いていないと言われます。
湿度が90%以上にもなる「雨の日」や気温が0度近くなる「真冬の寒い日」などは外壁塗装リフォームには適しません。
このような気候条件の日に塗装することになると、塗料が十分乾ききらないうちに重ね塗りをすることにもなり、仕上がりの状態が非常に悪くなります。
塗料の乾燥をしっかりと行い仕上げていくためには<気温と湿度>が最適な季節に塗装工事を行うことが大切です。
外壁塗装で一番肝心となる「塗料」は、塗料を塗ったあとに必ず乾燥させる時間を設ける必要があります。
乾燥時間をきちんと確保し完全に乾燥されることで塗膜(塗料表面の薄い膜)が作られ、この塗膜が撥水や紫外線を反射したりすることで外壁を外的刺激から守る役割を果たすのです。
ですが、乾燥中の塗料は水に弱く雨に濡れてしまうと…
・完全に乾燥していない部分が流れてしまう ・水が付着し乾燥が進まない ・十分に乾かないまま上塗りをされてしまう
という事が起こり、塗膜がしっかりと作られない状態で仕上がってしまいます。
塗膜がしっかりと作られないと、塗料の効果が発揮されず耐用年数の低下にも影響し、さらには見た目の仕上がりの悪さにもつながってしまうので、一般的には梅雨時期の外壁塗装リフォームは避けるべきであると言われています。
~状況によっては費用が抑えられる?~
上記より、通常ですと梅雨時期に外壁塗装を行う家庭は少なく、塗装業者もできれば受注が欲しい時期。塗装業者によっては閑散期は通常よりも安く対応してもらえることもあり、費用を抑えて依頼できる可能性も。
梅雨時期でも晴れ間が続くこともありますので、あらかじめ業者の方に相談し、天気予報(10日間予報など)を見て工事の日取りを決めるなども1つの方法です。
知識と経験を併せ持った腕のよい業者を選ぶことで季節に関わらず質の高い施工をしてくれるはずです。
**梅雨時期の外壁塗装では、業者選びにはくれぐれも注意してください**
例年、梅雨時期は雨の影響で塗装期間が延びると現場数をこなせず、もともと受注自体が少ない時期に更に収益が減ってしまうことは塗装業者にとっては痛手です。
塗装業者の中には一部悪徳業者がいるのも事実で、そのような業者はどんどん新しい現場に行けるよう、天候が悪く乾燥が不十分でも作業を進めてしまうことも。
大事な住宅を維持するための外壁塗装リフォームですので、業者を選ぶ際は金額だけではなくお客様の事をしっかりと考えてくれている信頼のできる塗装業者を選ぶことに注意してください。
それでは、一体どの時期に塗装工事をするべきなのでしょうか?
季節ごとのメリット・デメリットについてご紹介します。
<春>3月/4月/5月
暖かくなり天気も安定しているため塗料が乾きやすいためく、外壁塗装に向いている時期と言えます。「梅雨前に」と依頼をする方が多いので、早めに塗装業者に工事の依頼を。
<梅雨~初夏>6月/7月
梅雨時期は雨が多いので外壁塗装のリフォームは控えた方が良い時期です。
しかし、気温は温かく梅雨の間の晴れ間もあるので、塗料が乾くための温度は保たれます。この時期に塗装がしたい方は、地元の仕事を多数受けているような地域特性を知っている技術の高い塗装業者を選ぶことをおすすめします。
<夏>8月/9月
梅雨が明け、夏本番で気温も高く晴れの日が多いので塗装が乾きやすい時期ですが、塗装作業中は家の窓を閉めておく必要がありますので、エアコンが無い場合は作業中に室内で過ごすのは非常に辛いです。
近年はゲリラ豪雨と呼ばれるような急な天気の崩れもあるので注意が必要です。
<秋>10月/11月
暑さも納まり雨も少ないこの時期は、一年で一番外壁塗装業者が忙しい時期。
評判の塗装業者はすぐに予定が埋まってしまうので、この時期に外壁塗装リフォームを検討する場合は早めに見積もりを依頼し業者の予定を押さえておくようにしましょう。
<冬>12月/1月/2月
12月は、新年を前に「家をきれいに」と塗装を希望される方もいて比較的忙しい時期となりますが、お住まいの地域によっては雪が降ることもあり、気温が低いと塗料を乾燥させるための十分な温度が確保できないこともあります。
そういった地域にお住まいの場合は、業者を探して見積もりを取りながら、塗装工事自体は春先まで待つのも良いかもしれません。
上記を総合的にみると、やはり「春・秋」が天候・気温共に安定しており外壁塗装リフォームに適した気候といえるのではないでしょうか。
工事の時期を決めたら、1社だけではなくいくつかの会社へ見積もりを依頼し、業者の方とも顔を合わせた上で納得のいく塗装業者を選んでください。
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