家族が増えたり子どもが成長したりすると、「部屋が足りない」と感じることはありませんか?新しい部屋をつくるには大がかりなリフォームや建て替えが必要だと思われがちですが、実は仕切りやドアを増設するだけで、今の住まいに新しい個室をつくることが可能です。本記事では、簡単にできる個室確保のリフォーム方法をご紹介します。
目次
「子どもの成長に合わせて個室を用意したい」「在宅ワーク用に静かな空間が必要になった」など、暮らしの中で部屋数が足りないと感じることは少なくありません。とはいえ、大規模な間取り変更や増築は時間も費用もかかり、すぐに実現するのは難しいものです。そこでおすすめなのが、既存の空間を「仕切り」や「ドア増設」で区切り、プライベート空間を確保する方法です。
仕切りの種類はさまざまです。
●可動式パーテーション
設置や移動が簡単で、必要に応じて空間を仕切ったり開放したりできます。
●造作壁(簡易壁)
天井や床に固定して本格的に空間を分けられます。防音性やプライバシー性も高まります。
●引き戸やドアの増設
部屋の出入り口を追加することで、区切った空間を独立した「個室」として使いやすくなります。
●ロフトを作る
「部屋を増やしたいけど、自宅の床面積が足りない」という場合は、ロフトを設置する方法もあります。
最近では、将来的に部屋を2つに分けることを見据えて間取りを決める家庭も増えています。あらかじめ照明やエアコンの増設を想定した設計にしておけば、実際に仕切り壁を設置する際は比較的安価に済ませることが可能です。反対に、電気配線や配管の追加工事が必要になる場合は、その分費用が高くなる傾向があります。
部屋数を増やすための工事にはさまざまな方法があり、選び方によって費用や工期が大きく異なります。以下は代表的な方法と目安です。
例えば、もっとも手軽なのは可動式パーテーションやカーテンで仕切る方法です。費用は数万円程度から、工期もほとんどかからないため「とりあえずスペースを分けたい」というときに適しています。ただし、防音性や断熱性には乏しく、完全な個室にはなりにくい点がデメリットです。
次に人気が高いのが間仕切り壁の設置です。8畳程度の部屋を2つに分ける場合、壁のみの設置なら13〜15万円ほどで済み、3〜6日程度で完成します。シンプルな方法ですが、プライバシーをしっかり確保できるため、子ども部屋の分割などによく利用されます。さらに、照明やコンセントの追加を伴う工事では33〜40万円程度かかりますが、実用性の高い独立した部屋をつくることができます。
また、ロフトの設置という方法もあります。床面積を増やすことはできませんが、縦方向の空間を有効活用できるため、ワークスペースや寝室を確保する手段として人気です。費用は50〜100万円ほど、工期は4〜6日程度が目安です。
本格的に間取りを変える場合は、数十万円規模の費用と1週間前後の工期が必要となりますが、生活スタイルに合わせた理想的な空間をつくることができます。
このように、部屋を増やすリフォームといっても方法は多岐にわたります。「コストを抑えて一時的に使うのか」「長期的に快適さを重視するのか」目的によって最適な選択は変わります。可動式の仕切りは撤去や再利用が容易な点が魅力ですが、造作壁やドアを設けることで防音性やプライバシー性が高まり、本格的な個室として活用できます。将来のライフスタイルも考えながら、用途に応じて方法を選び分けることが大切です。
仕切りやドアを設けて部屋を分ける工事は比較的手軽ですが、快適に活用するためにはいくつかの工夫や注意点があります。
●可変性のある間取り設計
まず重要なのは可変性のある間取り設計です。将来的に部屋を2つに分ける可能性を考え、あらかじめ出入口・コンセント・照明を設置しておけば、後から仕切り壁を追加するだけで個室化できます。電気工事を伴わないため、費用が半分以下に抑えられるケースもあります。
●照明・電気の配置計画
次に照明・電気の配置計画です。部屋を分割すると、片方の部屋が暗くなったり、コンセントが不足して使い勝手が悪くなることがあります。将来の分割を想定して照明や電源を準備しておくと安心です。
●動線への配慮
さらに動線への配慮も欠かせません。ドアの位置や開閉方向次第で家具の配置が制限されたり、通路が狭くなることがあります。省スペースで使いやすい引き戸を検討するのも有効です。
●将来的なレイアウトの柔軟性
加えて、将来的なレイアウトの柔軟性を意識することも大切です。家族構成やライフスタイルの変化に応じて、部屋を再び一体化させたい場面もあります。そのため、可動式パーテーションや撤去可能な間仕切りを選ぶと、長期的な満足度が高まります。
【デメリットや注意点】
一方で、部屋を増やすリノベーションにはデメリットや注意点もあります。
●10平方メートル以上の増築は確認申請が必要
特に10平方メートル以上の増築にあたる工事を行う場合は、建築基準法に基づき自治体への確認申請が必要です。申請を怠ると違法建築とみなされるリスクがあるため、必ず専門業者に確認しましょう。
【確認申請の費用目安(30平方メートル以内の場合)】
・確認申請:5,600円程度
・中間検査:9,900円程度
・完了検査:9,900〜11,000円程度
●固定資産税が上がる可能性
また、増築によって延べ床面積が増えると、その分固定資産税が上がる可能性があります。増税の目安は約数千円〜2万円程度ですが、将来の維持費も含めて検討することいいでしょう。
このように、仕切りやドアを設けるだけであれば比較的簡単ですが、増築を伴う工事では申請や税負担が発生する点を理解しておく必要があります。快適な空間づくりを実現するためには、工夫と同時に法規制やコスト面のリスクも踏まえた判断が重要です。
部屋数が足りないと感じたとき、仕切り壁やドアの増設といった工事は、大がかりなリフォームをせずに個室を確保できる有効な方法です。費用や工期も比較的手軽で、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる点が大きな魅力です。ただし、電気工事や増築を伴う場合はコストや法的手続き、固定資産税の増額といったデメリットもありますので、まずは専門業者へ相談することをおすすめします。
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