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食洗機を使う人と使わない人の決定的な違い|「結局キッチンに必要?」をプロが解説

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  • リフォーム
食洗機を使う人と使わない人の決定的な違い|「結局キッチンに必要?」をプロが解説

「食洗機って、結局キッチンに必要なの?」。この問いに対する答えは、驚くほど人によって分かれます。

 

「もう手放せない」と絶賛する人がいる一方で、「付けたけど使わなくなった」という声も少なくありません。同じ設備なのに、なぜここまで評価が割れるのでしょうか。

 

その違いは、家族構成や生活スタイル、そして「食洗機に何を期待していたか」というギャップにあります。つまり、食洗機そのものが良い・悪いではなく、自分の暮らしに合っているかどうかが分かれ道なのです。

 

この記事では、リフォームのプロの視点から、食洗機を使う人と使わない人の違い、使わなくなる原因、向いている家庭の特徴を整理し、導入すべきかどうかの判断ポイントをわかりやすく解説します。キッチンリフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

食洗機は「意見が真っ二つに割れる」キッチン設備

キッチンの設備の中で、これほど賛否が分かれるものは珍しいのではないでしょうか。

食洗機は「時短家電の代表格」として紹介されることが多い一方、「結局使わなくなった」という声も根強くあります。まずは、使っている人と使わなくなった人、それぞれの本音を整理してみましょう。

使っている人が手放せない3つの理由

食洗機を日常的に使っている方が口をそろえて挙げるのが、次の3つです。

 

①洗い物の時間から解放される。食後に食器を軽くすすいで食洗機にセットすれば、あとはスイッチを押すだけ。その間にゆっくりお茶を飲んだり、子どもと過ごしたりと、自由な時間が生まれます。

②手洗いよりも節水になる。手洗いで5分間流しっぱなしにすると約60リットルの水を使いますが、食洗機は1回あたり約10リットル程度で洗えるものもあります。水道代の節約にもつながります。

③高温洗浄で除菌できる。食洗機は60〜80℃の高温のお湯で洗浄するため、手洗いでは難しい油汚れの分解や雑菌の除去ができます。小さなお子さんがいるご家庭では、この点を重視して導入される方も多いです。

使わなくなった人が挙げる3つの不満

一方で、食洗機を付けたのに使わなくなった方からは、次のような声がよく聞かれます。

 

①予洗いが面倒。食べ残しやこびりついた汚れは、食洗機に入れる前に軽く落としておく必要があります。「予洗いするなら、そのまま手で洗ったほうが早い」と感じてしまう方は少なくありません。

②食洗機に入れられない食器が多い。漆器や木製の器、繊細な装飾のある食器、一部のプラスチック製品などは食洗機に対応していないため、結局手洗いが必要になります。

③収納スペースが減った。ビルトイン食洗機はキッチンの引き出し1段分のスペースを占めるため、調理器具や食品の収納場所が減ります。使用頻度が低いと「この場所を収納に使いたかった」と後悔につながりやすいのです。

意見が割れる原因は「期待値のズレ」にある

こうして並べてみると、食洗機に対する評価の差は、食洗機の性能の問題ではなく「導入前の期待」と「実際の使い方」のズレから生まれていることがわかります。

 

「食器を入れるだけで何もしなくていい」と期待していた方ほど、予洗いや食器の入れ方に手間を感じやすくなります。反対に、「洗い・すすぎ・乾燥の工程を任せるもの」と割り切って使っている方は、満足度が高い傾向があります。

 

つまり、食洗機を導入する前に「自分の暮らしに合うかどうか」を冷静に見極めることが、後悔しないための鍵です。次の章では、使わなくなる原因をもう少し詳しく分析していきます。

食洗機を使わなくなる5つの原因

前章で触れた「使わなくなった人の不満」をさらに掘り下げると、使わなくなる原因は大きく5つに整理できます。

 

これから導入を検討している方は、「自分に当てはまるものがないか」をチェックしながら読んでみてください。当てはまる項目が多いほど、導入後に使わなくなるリスクが高くなります。

予洗いが面倒で結局手洗いしてしまう

食洗機を使わなくなる原因として最も多いのが、予洗いへの抵抗感です。

食洗機の性能は年々向上していますが、ご飯粒や卵のこびりつき、カレーなどのしつこい汚れは、そのまま入れるときれいに落ちないことがあります。そのため、食洗機に入れる前に軽く水で流す「予洗い」が必要になります。

 

この予洗いを「二度手間」と感じるか、「すすぐだけだからラク」と感じるかが、食洗機を使い続けられるかどうかの最大の分岐点です。予洗いに抵抗がある方は、食べ終わったらすぐに水に浸けておく習慣をつけると、汚れがこびりつきにくくなり手間を減らせます。

食洗機NGの食器が多くて使い分けがストレスになる

漆器、木製の器、薄いガラスのグラス、金や銀の装飾がある食器、耐熱温度の低いプラスチック製品。これらは食洗機に対応していないため、手洗いが必要です。

 

こだわりの食器を多く持っている方ほど、「この食器は食洗機OK、これはNG」と毎回判断するのがストレスになりやすく、「全部手洗いしたほうが気が楽」という結論に至ることがあります。

 

逆に、食洗機対応の食器を中心に使うと決めてしまえば、使い分けの手間はほぼなくなります。導入を機に、食器の選び方自体を見直すのもひとつの方法です。

容量が家族の食器量に合っていない

食洗機の容量と、実際に出る食器の量が合っていないことも、使わなくなる大きな原因です。

 

容量が小さすぎると、1回で洗いきれずに2回に分けて回すことになり、かえって面倒に感じます。反対に容量が大きすぎると、食器がなかなか溜まらず、半端な量で回すのがもったいなく感じて手洗いに戻ってしまうケースもあります。

 

導入前に「1回の食事で出る食器の量」と「1日に何回食洗機を回すか」を具体的にイメージしておくと、容量のミスマッチを防ぎやすくなります

キッチンの収納スペースが減ったことへの不満

ビルトイン食洗機は、キッチンキャビネットの引き出し1段分をまるごと占めます。

もともと収納スペースに余裕がないキッチンの場合、食洗機を入れたことで調理器具や食品のしまい場所がなくなり、カウンターの上に物があふれるようになった、という声もあります。

 

食洗機を毎日しっかり使っていれば「収納を1段犠牲にしても時短のほうが大きい」と感じますが、使用頻度が下がると「ただスペースを取っているだけ」になりやすいのです。収納量とのトレードオフを事前に考えておくことが大切です。

乾燥後の片付けが溜まり、食洗機が物置化する

意外と見落とされがちなのが、「洗い終わった食器の片付け」です。

食洗機は洗って乾燥するところまでは自動ですが、乾いた食器を棚に戻すのは自分の作業です。これを後回しにすると、食洗機の中に食器が入りっぱなしになり、新しい食器が入れられなくなります。

 

結果として食洗機が「食器の一時保管庫」と化してしまい、手洗いに逆戻りする、というのはよくあるパターンです。「食洗機が終わったらすぐに片付ける」というルーティンを家族で共有しておくと、この問題は防ぎやすくなります。

食洗機が向いている家庭・向いていない家庭

使わなくなる原因がわかったところで、次は「自分の家庭には食洗機が向いているかどうか」を具体的に確認してみましょう。

家族構成やライフスタイルによって、食洗機の恩恵が大きい家庭とそうでない家庭は明確に分かれます。

向いている家庭の5つの特徴

以下に当てはまる項目が多いほど、食洗機の導入効果を実感しやすい家庭です。

 

■ 家族が3人以上で、毎食の洗い物の量が多い
食器の枚数が多いほど手洗いとの時間差が大きくなり、食洗機の時短効果が際立ちます。

■ 共働きで、帰宅後の家事時間をできるだけ短くしたい
食後にセットしてスイッチを押すだけで「洗い・すすぎ・乾燥」が完了するため、夜の自由時間を確保しやすくなります。

■ 小さなお子さんがいて、衛生面が気になる
60〜80℃の高温洗浄による除菌効果は、哺乳瓶や子ども用食器の衛生管理にも役立ちます。

■ 手荒れがひどく、洗剤やお湯での手洗いがつらい
食洗機に任せられる食器が増えれば、手が水や洗剤に触れる回数を大幅に減らせます。

■ 食洗機対応の食器を中心に使っている(または買い替えに抵抗がない)
使い分けのストレスが少ないほど、日常的に活用しやすくなります。

無理に導入しなくてよい家庭の特徴

反対に、次のような家庭は食洗機がなくても困りにくく、無理に導入する必要はありません。

 

■ 1〜2人暮らしで、1回の食事で出る食器が少ない
手洗いで数分で済む量であれば、食洗機を回すほうがかえって手間に感じやすくなります。

■ 食器洗いが苦にならない、むしろリラックスタイムになっている
洗い物を「嫌な家事」と感じていなければ、食洗機を導入する必然性は低くなります。

■ こだわりの食器や食洗機NGの器を多く持っている
食洗機に入れられない食器が多いと、結局は手洗いの頻度が減らず、導入の効果を感じにくくなります。

■ キッチンの収納スペースに余裕がない
食洗機のために引き出し1段分を犠牲にすると、日々の使い勝手に支障が出る可能性があります。

迷ったときの判断基準は「洗い物の量」と「時間の価値」

向いている特徴にも、向いていない特徴にも当てはまるものがあって迷う、という方は多いかもしれません。

そんなときは、「毎日の洗い物にかかっている時間」と「その時間を他のことに使えたらどう感じるか」を基準に考えてみてください。

 

たとえば、1日に2回、それぞれ15分ずつ食器を洗っているとすると、1日30分、1か月で約15時間を洗い物に使っている計算になります。この15時間を「取り戻せるなら食洗機に投資したい」と感じるか、「特に気にならない」と感じるかが、判断の分かれ目です。

 

食洗機は単なる便利家電ではなく、「時間を買う設備」という視点で考えると、自分にとっての必要性が見えやすくなります。

リフォームのプロが教える、後悔しない導入のコツ

食洗機が自分の家庭に向いていると判断できたら、次は「どう導入するか」のステップです。

 

キッチンリフォームの現場を数多く見てきた立場から、導入後に後悔しないためのポイントをお伝えします。食洗機を付けないと決めた場合の活用法もあわせて紹介します。

ビルトインと据え置き、キッチンに合うのはどちらか

食洗機のタイプは、大きく「ビルトイン型」と「据え置き型(卓上型)」の2つに分かれます。

 

ビルトイン型は、システムキッチンのキャビネット内に組み込むタイプです。カウンターの上がすっきりし、大容量のモデルも選べるため、家族が多い家庭やキッチンの見た目にこだわりたい方に向いています。ただし、設置にはキッチン幅45cm以上のスペースと給排水の配管接続が必要で、後から付ける場合はキッチンの改修工事が発生します。

 

据え置き型は、シンクの横やカウンターの上に置くタイプです。給水ホースをつなぐだけで使える製品もあり、工事不要で手軽に導入できます。ただし、作業スペースを圧迫しやすく、キッチンに十分な置き場所が確保できるかがポイントです。

 

キッチンリフォームと同時に検討するなら、ビルトイン型のほうがキッチン全体の使い勝手を損なわずに導入できます。据え置き型は「まずは試してみたい」という方や、賃貸で工事ができない方に向いています。ビルトイン食洗機の交換・後付けについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。おススメ!!ビルトイン食洗機の交換・後付けリフォーム

後付けより新設時に判断すべき理由

「今は必要ないから、あとで欲しくなったら付ければいい」と考える方は多いですが、リフォームの現場から見ると、後付けよりも新設時(キッチンリフォーム時)に一緒に判断しておくほうが、費用面でも仕上がりでも有利です。

 

ビルトイン食洗機を後から追加する場合、キャビネットの一部を撤去して食洗機用のスペースを作り、給排水管の接続工事も行う必要があります。キッチンの天板やカウンターの加工が必要になるケースもあり、工事費だけで10万〜20万円ほど追加になることがあります。

 

キッチンリフォームの際に最初から食洗機を組み込んでおけば、レイアウトや配管を一体で設計できるため、あとから付けるよりも費用を抑えられます。「迷っているなら、リフォーム時に付けておいたほうが後悔しにくい」というのが、現場での実感です。

 

食洗機の寿命は約10年が目安です。10年後に交換するか、そのスペースを収納に戻すかを改めて判断できるため、「とりあえず付けておく」という選択も十分に合理的です。キッチンリフォームの費用面についてはこちらの記事もご参考にどうぞ。ここに気を付けよう!キッチンリフォーム費用の注意点!

導入しない場合、食洗機スペースをどう活かすか

検討した結果「うちには食洗機は要らない」と判断した場合、ビルトイン食洗機のスペースを有効に使う方法も知っておきましょう。

 

最も多いのは、食洗機の代わりに引き出し収納を入れる方法です。フライパンや鍋、調味料のストックなど、キッチンで一番使いやすい高さに収納が1段増えるため、作業効率がぐっと上がります。

 

また、ゴミ箱を引き出しに内蔵するタイプのキャビネットに変更するという方法もあります。ゴミ箱がキッチンの外に出なくなるため、見た目もすっきりします。

 

リフォーム会社に「食洗機なしの場合、このスペースをどう使えるか」を相談すると、キッチン全体のレイアウトに合わせた活用プランを提案してもらえます。キッチンリフォーム全般の悩みについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。キッチンリフォームの悩みを比べてみました

まとめ|「なんとなく付ける」ではなく、自分の暮らしに合うかで決める

食洗機を使う人と使わない人の違いは、食洗機の性能ではなく、暮らし方との相性にあります。予洗いへの抵抗感、食器の種類、家族の人数、収納とのバランス。こうしたポイントを導入前にチェックしておくだけで、「付けたけど使わなくなった」という後悔を防ぐことができます。

 

毎日の洗い物に時間を取られている、手荒れがつらい、衛生面が気になる。そうした悩みがある方には、食洗機は暮らしの質を大きく変えてくれる設備です。反対に、洗い物が苦にならない方や食洗機NGの食器が多い方は、無理に導入する必要はありません。

 

大切なのは、「みんな付けているから」ではなく、「自分の暮らしに合うかどうか」で判断すること。そして、キッチンリフォームを検討しているなら、後付けよりもリフォーム時に一緒に検討しておくほうが、費用も仕上がりも有利になります。

 

イエスリフォームでは、キッチンリフォームのご相談の中で、食洗機の導入判断から最適な機種選び、キッチン全体のレイアウト設計まで一貫してサポートしています。「うちのキッチンに食洗機は付けられる?」「付けるべきか迷っている」という方は、お気軽にお問い合わせください。

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また、リフォーム・リノベーションのセカンドオピニオンもおこなっています。お気軽にご相談ください
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